第四回放送分「食品としての牛乳の素晴らしさ」
牛乳は「三次機能」を高める優れた食品
三次機能とは「生態調整機能」とも呼ばれ、
免疫系、内分泌系、神経系、循環器系などに働きかける機能です。
あらゆる環境の変化に対応し健康を維持できるのも、これらの調整機能が複雑に働きあっているからこそです。
そして、最近では体に備わった調整機能を高める働きが食品にもあることがわかり、
中でも牛乳は、
- ◇一次機能(人間が生きるために必要な栄養を供給する機能)
- ◇二次機能(感覚に訴え食欲を増進させる)
- ◇さらに三次機能まで高める優れた食品である
ことが明らかになってきました。
特にシニア世代に知って欲しい4つの三次機能
牛乳の三次機能の中でも、特に以下の4つを紹介します。
- ◇高血圧の予防・改善 〜牛乳に含まれているいろいろな栄養成分に降圧作用がある!
- ◇ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の予防・改善 〜牛乳・乳製品の摂取量が多い人ほど、骨量も多い!
- ◇メタボリックシンドロームの予防・改善 〜牛乳をよく飲む人には、メタボが少ない!
- ◇快眠効果 〜牛乳には安眠に作用する栄養素がたっぷり!
牛乳パワーを感じるためには、1日コップ1杯プラス。就寝前もおススメ!
- ◇1日の牛乳の摂取量が少なければ、効果は感じづらい。
- ◇「牛乳は高カロリーで飲むと太る」「コレステロールが高くなる」と思われがちですが、1日コップ1杯(180ml〜200ml)では影響はない。それよりも食事に1日コップ1杯の牛乳をプラスすることで栄養バランスが整い、大変おすすめ。
- ◇ 牛乳に含まれるトリプトファンというアミノ酸は、鎮痛や鎮静作用をもつ神経伝達物質の原料となるため、快眠効果が期待できる。
- ◇消化吸収に優れた牛乳なら、就寝前もおススメ!