メガファーム

北海道で営まれる生乳出荷1,000~2,000トンのメガファームは、単独の酪農家が外部労働力の手を借り発展したケースが多く、生乳出荷3,000トン以上のメガファームは、複数の酪農家が合併した酪農共同経営体であることが多い。その他に、企業型によるメガファーム経営もある。
スケールメリットと以下の特徴を生かすことで、労働のゆとりや休日を確保しながら、コストも削減。経営を強靭化することで、安定的な所得を得ることを目的としている。

高生産性設備の導入

放し飼い式牛舎ミルキングパーラー、搾乳ロボットなどの搾乳施設を導入し、効率的な搾乳システムを採用。

効率的な飼養体制

TMR、給餌、個体乳量管理から、繁殖、淘汰、疾病に至るまでの一連の飼養管理作業をコンピュータで処理するシステムを導入。

労働力の外部委託

飼養作業のマニュアル化による労働の質の水準の確保。育成、繁殖、配合飼料の設計、牧草地の更新・管理などの専門業者への委託。投資・経営計画の立案、財務管理をおこなう民間コンサルタントの活用。