飼育方法

乳牛の飼育方法としては、「つなぎ飼い式」と「放し飼い式」があり、牛舎の形態も異なる。
国土面積の広い欧米と違い、日本の牧場の大部分は使用面積が少ない「つなぎ飼い式」を採用。

つなぎ飼い式牛舎(ストールバーン)

牛を1頭ずつ収容するストールという区画に、1頭1頭の牛をつないで 牛を1頭ずつ収容するストールという区画に、1頭1頭の牛をつないで飼う牛舎。使用面積が少ないので、個々の牛に目が行き届き、健康状態などがチェックしやすいのが最大のメリット。その反面、ストールごとにおこなう餌の運搬、糞掃除搾乳などの手間がかかる。

放し飼い式牛舎(フリーストールバーン)

 牛が自由に歩き回れるフリーストールという休息場を備えた牛舎。ストール自体は1頭ずつのスペースに区切られている。エサや水は給餌場、給水場でまとめてやることができる。 搾乳はミルキングパーラーと呼ばれる搾乳室でおこなうため、効率的な搾乳が可能。 多頭数の牛を管理するのに向いている。