酪農家の食卓にのるような
日本人の口に合うチーズ作り
鶴居村の乳製品加工体験施設「酪楽館」にチーズ工房ができたのは2007年のこと。デンマークでチーズ作りを学んだ初代の技師長は、日本人の口に合うチーズを作りたいという思いから、チーズの表皮に納豆菌の1種であるリネンス菌を塗ることを考えつく。この菌の働きによって、うま味が強くまろやかな味わいのあるナチュラルチーズが誕生した。主力商品の「鶴居シルバーラベル」「鶴居ゴールドラベル」は、村内の酪農家が太鼓判を押すほどの出来栄え。鶴居村のふるさと納税返礼品としても人気で、全国にファンが急増している。
最近、評判を呼んでいる「鶴居マイルドラベル」は、生乳の脂肪分を調整せずにそのまま使っているのが特徴。脂肪分が多い冬場と、脂肪分が少ない夏場、それぞれの季節で異なる味わいが楽しめる。ほかにも香辛料として山椒を使ったフレーバーチーズの試作に取り組むなど、日本人の食卓になじむナチュラルチーズ作りを目指している。
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