チーズへの思いが熟成した
「はじめのチーズ」
「熟成庫の中は、何時間いても飽きない。カビがフワフワしている感じがたまらない」というチーズに魅せられた北川飛鳥さんは、大樹町の半田ファームで3年間の修業を積み、2008年に実家の毛利牧場内に自分の工房を開いた。
最初に取り組んだ、その名も「はじめのチーズ」は、セミハードタイプでコクのある個性的な味わい。塩分を効かせたカマンベールも、本場フランスを思わせる味と、多くのファンをつかんでいる。祖父の代からの酪農を受け継ぐ決心をした飛鳥さんは、何か自分なりの“味”を出したかった。それが自分の牧場で生産する生乳で作るチーズ。シシャモのダシ醤油を使ったストリングや、むかわ産「りんか」という品種のトマトをドライにして練り込んだストリングなど、地元の味も追求しながらチーズ作りに取り組んでいる。
【主な商品】