第三回放送分「食品としての牛乳の素晴らしさ」
第三回放送分「食品としての牛乳の素晴らしさ」

ゲスト:山部秀子 氏(北海道栄養士会会長 天使大学 看護栄養学部 栄養学科教授)

牛乳を「ほとんど毎日」飲んでいる人は約6割

 昨年10〜12月に実施された「全道食生活診断プロジェクト」の調査結果では、牛乳を「ほとんど毎日」飲んでいる人は約6割。「週に3〜4回程度」も17%と多くの方が日頃から牛乳を飲んでいることがうかがえます。

シニアこそ『低栄養』に注意が必要

 昨年実施した「全道食生活診断プロジェクト」で、食生活へ気を配っている方の気配りの方法をヒアリングした結果でも、「野菜や果物を食べる」が66%に対して、「肉類より魚類をとるようにする」が41%という結果が出ました。
 この調査は詳しい栄養分析を行う調査ではないものの、シニア層の食の細さや単調な食事、食べる力の衰えなどの食生活事情の変化から考えても、シニアの『低栄養』には日頃から注目が必要です。

毎日の牛乳で『低栄養』を予防しましょう

 大豆などの植物性たんぱく質に比べ、肉、魚、牛乳・乳製品は効率よく消化吸収されます。特に牛乳・乳製品は調理しなくてもそのまま飲んだり食べたりできるので、手軽にたんぱく質を摂ることができる食品です。
 1日コップ1杯の牛乳で、カルシウムはもちろん、良質な動物性たんぱく質も同時に摂取し、簡単・手軽に栄養バランスを調整しましょう。

牛乳が苦手な方はアレンジを

  • ◇ 食事に1日コップ1杯の牛乳をプラスすることで栄養バランスが整います。
  • ◇牛乳が苦手、飲みづらいという方は、温めて珈琲に入れてカフェオレにしてみたり、ココア、きなこミルクにして摂り入れてみては。