DIYで建てた工房から生まれる
生乳を生かした手作りのゴーダ
天の川チーズ工房
今から十数年前に大樹町でチーズ作りを学んだ佐々木擁さんが、自分でチーズ工房を立ち上げようと考えた時に問題となったのは資金面だった。「新規にチーズ工房を建てると、初期投資で1億円程度かかるので、これは厳しいなと」。だが佐々木さんは、そこで諦めることなく、融資を受けられる金額内で工房を作ることを決意。それが、未経験のＤＩＹで実家の納屋をリノベーションするという手段だった。ホームセンターで資材を買い、チーズ製造に必要な機器は製造元から直接仕入れてコストを抑え、２年ほどかけて工房を完成させた。
昔ながらの製法で作るゴーダチーズには村内の農場の生乳を使用し、タンパク質を損なわないよう専用の容器に入れて工房まで運ぶ。基本の「シェダル」、熟成期間が短い「アルドラ」に加え、坦々麺のスープやハーブで風味をつけたゴーダチーズも人気だ。中札内村の夜空を流れる天の川のように輝く工房を目指し、理想のチーズを追求している。
天の川チーズ工房
〒089-1372 河西郡中札内村元札内西１線
※問合せはメール（cheese.kiroto24@gmail.com）またはホームページのみ
【主な商品】
- ● シェダル・ゴーダチーズ
- ● 坦々チーズ
- ● ミックスハーブチーズ