多田牧場ミルキーハウス

毎日の暮らしに寄り添う
優しい甘さのフレッシュチーズ

　約1,050頭の牛を抱える多田牧場で、チーズを作り始めたのは2004年。宮城県の蔵王研修センターやイタリアのトスカーナでチーズについて学んだ多田悦子さんが牧場内にチーズ工房「ミルキーハウス」を設立した。イタリアで日常的にチーズを食べている環境に感銘を受け、「毎日食べてもおいしい、主婦が料理で使いやすいチーズ」を目指している。
　「リコッタ」や「モッツァレラ」は、水分を切り真空パックしているため、冷蔵庫で保存しやすく、料理にも使いやすい。酢を入れて固める「牛乳とうふ」を含め、日常使いを意識したチーズがそろう。原料は牧場で搾ったばかりのブラウンスイス種とジャージー牛の合乳を使用。新鮮な生乳から作られるチーズは適度な弾力と柔らかさを持ち、ミルク本来の優しい甘さを感じさせてくれる。多田さんのチーズは現在、道の駅「忠類」でのみ不定期で販売している。