北海道でナチュラルチーズが作られるようになって30年。
それは、まさに近藤恭敬さんのチーズづくりの歩みと同じ年月です。
近藤さんがつくるチーズは、熟成期間が長い。雪国ならではの、じっくり時を待つチーズです。20代の頃単身デンマークへ渡った近藤青年は、5年間修行しマイスターの資格を手にしました。マイスターは3年間で2品、例えばチーズ、バターの職人として認められた者だけに与えられます。近藤さんはさらに、テクニカルコースへ挑戦、合計5年の月日をデンマークで過ごしました。ヨーロッパの素晴らしい酪農文化を、実際肌で感じて帰国後、北海道へ。ここから近藤さんのチーズづくりの歴史が始まります。32歳、瀬棚町に7ヘクタールの土地を確保し、5頭の牛を飼うことからスタート。チーズの熟成に十分な環境の発酵室がなかなか出来ず、納得できる発酵室を作り上げるまで5年を費やしました。その発酵室も南西沖地震での被災で崩壊し、チーズづくりは窮地に立たされました。それでも近藤さんのチーズを待っている多くの人が支えとなり、一から発酵室を建て直し、また、チーズづくりを再開したのだそうです。
一滴のミルクの価値を高めるために、
近藤さんはチーズづくりを始めた。
これからは「本物の品質」が求められる。と近藤さんは言う。「これから歴史を作っていく人たちへ、北海道のチーズの未来を託したい」と惜しみなくその技術を伝授しています。
▼工房データ
こんどうチーズ牧場
久遠郡せたな町瀬棚区東大里225
TEL.01378-7-2044
FAX.01378-7-3884
- □な <白カビタイプ>
- □ <セミハードタイプ>
